2024/05/27-30 学びのある工場実習へ

まとめ

無能な権力者は、論理性もなしに足元を見た判断を下してくる。そんなとき、環境や周りに不満があるのなら、ためらわずに信頼できる人に文句を言うべきだ。なぜなら、今回のように待遇が大きく変わることもあるからである。

【1日要約】

27日:有給休暇を取得した。なぜなら、健康診断で引っ掛かり、さらに大病院での検診が必要になったからである。私は大丈夫なのだろうか。結果を持つばかり。


28日:工程Bへ移動になった。とても楽な仕事で驚いた。班長が言っていた「工程Fが最も楽な仕事なんです!これ以上緩い仕事はないですよ?」という言葉は何だったのか。おそらくこのセリフには、"あなたに任せたい仕事の中では"という枕詞があったに違いない。

 工程Bは、主に社員さんが仕切っており、その社員さんの後ろについて見学しているだけの仕事だ。ある意味で厄介払いされた感じである。私としては、楽なので嬉しいが極端に内容が変わって、何もできることがないために、これで給料をもらっていいのか?という罪悪感が生まれた。


29日:工程Bに継続して取り組んだ。基本的に見学である。ただし、工程FやKと異なり雑談する時間が大いにあった。なので、社員さんと距離を縮めることができた。趣味もそうなのだが、会社の待遇についての意見も聞けて有意義だった。

 感じたこととして、高卒の昇進スピードはあまりにも遅く、忙しい業務かつ夜勤などがあるにもかかわらずまっとうな評価を受けていないように見受けられた。製造で30年働いた人よりも、1年目の博士卒のほうが階級が上なのは問題である。また、個人で評価されているというよりは、班ごとに評価されているため、個人のモチベは下がることも見受けられた。給与も年功序列が強く、班長であっても年配社員のほうが給料が高いという事態になっていた。やはり、活動量や生産量で評価されるべきではないか。また、現場の方々は多くの改善案を持っており、改善したいという気持ちはあるが、製造から生産技術職へ移れないためにくすぶっていた。どうにかしたい。

30日:引き続き、工程Bに参加した。ここでは、高卒の入社1年目の方が働いているが、仕事が全然覚えられず苦労していた。10秒前に指摘されたことを忘れてしまったりする方で、これから相当苦戦するだろうと一目見て分かった。特に、先輩社員が指導に苦労していたが、それでも丁寧に何度も教え続けていた。先輩社員も高卒だが、学歴に関わらず優秀な人は教え方が上手だなと感心した。

 今回は更に工程Hも見学させてもらえた。ここでも派遣社員から有意義なお話が聞けた。興味深かったのは、派遣社員といっても人それぞれ複雑な事情があるということである。私が出会った人は、25年働いた会社が突然倒産して職を失ったために派遣になったという。この方は、国際経験もあり、知識も豊富であり、派遣というその役職だけで、一概にその人の能力を測ることはできないなと実感した。また、派遣はないがしろにされている風潮が話から垣間見えて、なんとも言えない気持ちになった。

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